発言の急変は、何を意味するのか。この記者会見以降、記者団からパビリオン建設について問われると、「タイプAに固執しないように」「タイプAとタイプBの折衷案のようなものを考えるべき」と吉村知事は同様の発言を繰り返している。そして8月3日、記者の質問に対し、吉村知事はこう述べた。
(MBS記者)「『タイプAにこだわりすぎない』という発言、これはそもそも誰に向けた、どういった意図の発言なのか?」
(大阪府・吉村洋文知事)「現実問題、時期が十分ある時点であれば、僕もこういうことは言いません。でも、実際のトンカチの期間を考えたときに、非常にタイトになっている。これは現実、事実として直視すべきだと思います。」
(MBS記者)「先ほどの私の質問では、誰に向けた発言なのかとも聞いたが?」
(大阪府・吉村洋文知事)「柔軟に対応していくべきじゃないかっていう考え方を誰かが言わないと、時間だけが過ぎてしまいます、という考え方で、僕は伝えています。もちろん国主催の事業だから、国と協会と府市が協力していくには、やっぱりそういったことが必要だと、必要な時期だというのが考え方です。」