燃費を27%向上させるには
南波キャスター:
ちょっとした意識で節約できるということで、JAFの燃費向上の運転方法の講習というのがあるそうで、一般の方も申し込むことはできるんですけど、受けた方の中には、燃費が27%以上も向上したという方もいて、「ちょっとした心がけで、大きく変わることにびっくりしました」という声もあるんです。

JAFでは、ある実験を行っています。
車内の温度が55℃のとき、どうやったら早く冷やせるかというもの。
ポイントは、エアコンって温度を低くすればするほど、ガソリンを使うので、最も低い状態をいかに短くできるかということ。
いちばん早く28℃ぐらいの適切な温度になるのは、以下の3つのうちどれか?

(1)エアコン「外気導入」
窓は開けずに、温度設定は最低に。外気導入で、外の空気を冷やして、室内を冷やしていくパターン。
(2)エアコン「内気循環」
室内の空気を冷やして、循環させていく。熱い空気を冷やして、室内で循環させていくパターン。
(1)(2)は、車を運転してない状況です。
(3)エアコン+走行(窓全開)
窓全開で、外気導入で、2分間走ったあと、窓を閉じて内気循環に変えたパターン。
答えは(3)です。走らせながら、窓を開けた方がいい。車内温度が、55℃から28℃くらいに、5分で下がる。

もうひとつポイントがあって、助手席の窓だけを開けて、運転席のドアを5回開け閉めするだけ。数十秒で、40℃台には下がるということなんです。
直射日光などを受けている車もあると思いますので、ハンドルやベルトの金具など、高温部分には注意して運転をしてください。
エアコン以外にも、運転方法にコツがあります。
発進時には、ふんわりアクセル。大体、5秒で時速20キロになるぐらいですと、10%燃費向上。
走行時も、無駄な加速や減速を減らすと、燃費にプラスに働くということなんです。

あとは、タイヤです。タイヤの空気圧が適正値よりも不足すると、最大4%ぐらい燃費が悪化するので、タイヤにしっかり空気を入れておいた方がいい。
全国のガソリンの価格を比較できるサイトもあります。そういったサイトも活用していくと、より安くガソリンを補給できるということです。

ホランキャスター:
ちょっとの努力と節約を積み重ねて、チリ積もれっていう。
萩谷麻衣子弁護士:
カーナビ通りに走ると、遠回りになることがあるので、あらかじめルートを地図で確認します。高速で給油すると高いので、高速に入る前に、安いガソリンスタンドで入れる。