軍事侵攻には賛同する元ロシア民兵が報道特集の取材に「作戦は失敗した」などと軍を公然と批判。内部でいま、何が起きているのか。

■「戦線の問題を幹部に気づいて欲しい」


軍事作戦への批判をカメラの前で証言する元ロシア民兵がいる。アレクサンドル・ジュチコフスキー氏だ。

元ロシア民兵 ジュチコフスキー氏
「政府も軍の幹部も、過ちや失敗は公にしたくないものです。私が発言するのは、戦線の一部に問題があることを幹部に気づいて欲しいからです」

現在、ウクライナ東部の親ロシア派勢力が支配する地域に住み、兵士らに装備品や医薬品などを供給したり、最前線の戦地でサポートをしたりしているという。まさにロシア軍と共に戦っている人物だ。



元ロシア民兵 ジュチコフスキー氏
「ウクライナで起きていることは、ロシアによるウクライナへの侵略ではなく、ロシア固有の領土を取り戻すための戦いなのです」

ロシア政府に賛同しているジュチコフスキー氏だが、この作戦には重大なミスがあったと証言する。

元ロシア民兵 ジュチコフスキー氏
「(特別軍事作戦の)第一段階では、ウクライナ全土を標的に侵攻しましたが、結局引き返すことになり、失敗に終わりました。その後、司令官や多くの将軍が交代しました」

「ウクライナの首都キーウまで素早く突破し、多くの地域を制圧しようとしましたが、総司令官であるプーチンに誤った情報が伝わったことと、ウクライナの予想以上に激しい抵抗によって困難な状況に陥ったんです」