■かつて「人口増加の受け皿」として開発されたニュータウン

1970年代、岡山市中心部から13キロ離れた郊外に
山林を切り拓き、新たな街がつくられた

岡山県赤磐市の山陽団地は、高度経済成長期の真っ只中に「増え続ける人口の受け皿に」と、岡山市中心部から13キロ離れた郊外に造られました。

造成から50年経ったいま
   
空き家が増え続けてきている
高齢化率はすでに「限界集落」の水準に

造成当時、人気を博したニュータウンも、50年経った今は85軒もの空き家があります。高齢化率は47.7%ともはや限界集落の水準に近づいてきています。このような現象は全国各地に広がっていて、いま「オールドニュータウン」「限界ニュータウン」とも呼ばれています。

■このままでは「限界ニュータウン」が「ゴーストタウン」に

山陽団地の住民もこの状況を危惧しています。

活性化も何もない
かつての「ニュータウン」は「ゴーストタウン」に…

(住民)
「年代的になくなっている方もたくさんいるから、全然活性化も何もないよね」
「子どもが本当にいない。この下の方に行ったらまだ空き家はあるからね」
「(山陽団地の未来は?)ありません。山陽団地は『ゴーストタウン』になる」

スーパーが一つでもあれば

「スーパーがないからなぁ、やっぱりスーパーがないと痛いよね、コンビニの一つでもあれば」