■これから先どんな街が「生き残る」?


(カスケ不動産 内海 弥久さん)
「不動産であれば『需要が多い場所』は人気が高い。」
「人気が高い場所は『駅が近い』『バス停が近い』『交通の便がいい』『スーパー・ドラッグストア・コンビニが近い』『学校が近い』とか。」
「全部条件満たされていると『売れる不動産』、それがないところは『売りにくい』ところになる。正直、全部近い方が売りやすい」
■まさにいまが「岐路」動き出した行政


そんな中、山陽団地のある赤磐市は、団地の利便性を少しでも高められればと、10月から団地内を走る市民バスの運行を始めました。山陽団地内のバス停は16か所。路線バスの通らないエリアをくまなく回ります。高台のふもとにあるスーパーや市役所へさっそく市民バスを利用する高齢者の姿が見られました。
(住民)
「みな車に乗っとるから。車に乗っていない人には便利がいいです」)

(赤磐市政策企画班 菅 昌広さん)
「中心部の目的…買い物・病院・金融機関へのアクセスが便利になれば。総合計画で『公共交通の満足度』が低いので、少しでも住民の方に満足して頂けることに繋がって行けばいいと思う」

この他にも赤磐市では住民を増やすために、山陽団地のふもとに新たな拠点を設け、企業を誘致する構想もあります。

(友實 武則 赤磐市長)
「私は山陽団地は『まだまだこれから』だと思っているし、皆が勇気をもって課題解決に取り組んでいくべきだと思っている。まだ今ならできる」

今後、日本全体では31年後に人口が1億を切る予測も出ています。その時、あなたの住む街はどうなっているのか?すでに、向き合わなければならない時が来ています。