2審は「1審に続き懲役20年」法廷に被告の姿なし…遺族「真相語られず残念」

7月10日に迎えた控訴審判決。大阪高裁は「宮本被告の犯行であることに『合理的疑いを差しはさむ余地はない』とした1審判決に不合理な所はない」として、控訴を棄却した。拘置所で謝罪した宮本被告だったが、控訴審では法廷に最後まで姿を現すことはなかった。

(雄介さん)「被告からの控訴じゃないですか。出廷もしない、真相を語らない。すごく残念ですね。この2年間はやっぱりすごく苦しかったし、すごくつらかったです」

事件が発生してから控訴審判決までの期間は約2年間。その間に遺族は宮本被告に手紙を書き、面会を続け、いつも憎しみと怒りで会うことすらも躊躇われる相手と真正面から向き合ってきた。被告からの手紙…7度目の面会で口にした「謝罪」、宮本被告の真の思いは一体どこにあるのだろうか。