7回目の面会…遺族に初の謝罪「取り返しが付かないことをしてしまった」

7回目の面会を終えた兄・雄介さん

7月6日、雄介さんは、宮本被告と7回目の面会に臨んだ。これまで宮本被告の話しを聞くことが多かった雄介さんは、これまでの面会とは違い「事件と向き合ってほしい」という思いを雄介さんは被告にぶつけた。

【面会時の発言内容】
(雄介さん)「僕らは一所懸命に事件と向き合って生きている。真優子を殺しておいてのうのうと生きてるのは許せない。だからといって死刑になるのは違う。それは、あなた(宮本被告)は死刑で罪を償える人格ではないからです。ましてやそんな内省で仮に死刑になってもそれが刑罰やとは思わない。20年の1審判決が不服かもしれないが、命を拾ったと思ってほしい。偉そうな言い方ですが、生きてるから成長もできるじゃないですか。正直、真優子は憎いし苦しいときっとあなたに思っている。なので、自分も変わっていく努力をするからあなたも命を拾ったとおもって一緒に変わろうと」

今までの気持ちを全てぶつけた雄介さんに宮本被告は少し涙を浮かべながら次のように話した。

(宮本被告)「取り返しがつかないことをしてしまった」「申し訳なく思っている」

宮本被告から遺族に初めて「謝罪」の言葉を口にした瞬間だった。

(雄介さん)「謝罪は初めてですね。やっと真優子に報告できるような内容やったなと思って。今まで心をえぐられてきたけど、無駄にならなくてよかったなと」