■「NISA」で少額から投資にチャレンジ

NISAというのは少額投資非課税制度のことです。
2014年から始まり、日本在住の20歳以上の人が利用することができます。

どんな税制優遇があるかというと、例えば投資により利益が10万円出たとします。一般の投資の場合だと税金が20%かかりますので利益が8万円しか得られないのですが、NISAを利用すると税金がかからないので、丸々10万円の利益を得ることができます。

NISAには2種類あります。
つみたてNISA・・・非課税枠(年間)が40万円 非課税期間が最大20年間
一般NISA・・・・・非課税枠(年間)が120万円 非課税期間が最大5年間

ではこのNISAを利用するにはどうすればいいのでしょうか。

▼まず証券会社や銀行などの金融機関で口座を開設します。1人1口座のみという決まりがあります。
▼口座を開設したら、投資先を選択します。ハイリスクハイリターンのがっちりコースや、ローリスクローリターンの堅実的なコースなどのいろいろな投資先から自分にあったものを選んで決めます。

このNISAについて、政府は今後どのように拡充していきたいのかというと、「非課税となる購入枠の引き上げや期間を延長していきたい」ということなんです。例えばつみたてNISAだと年間40万円・最大20年間という決まりがありますが、この枠や期間を延長していこうということです。

ーーNISAの制度を今後変えていくということですか?

井出氏:
制度を変えようという話になっています。
一般NISAは既に新NISAという形に変わることが決まっていますが、それをさらに拡充する可能性もありますし、つみたてNISAについてももう少し拡充するということをこれから検討すると思います。

恵俊彰:
ちょっと不安なところは、「どの商品にいくら投資しますか」というところですね。ここは家庭教師が欲しいですよね。

ジャーナリスト 鎌田靖:
私、NISAについては細々と、銀行の方に言われて始めたんですけども、全て任せっきりで、今どうなってるのかというのはよく分からないです。
ただ、一応商品は選びました。一番リスクが小さいやつですよね。サラリーマンを辞めた人間が購入するようなそういうやつです。

井出氏:
本当にいろいろな商品があって、つみたてNISAという枠組みの中で買える投資信託だけでも200種類以上あるんですよ。そこから選べという方が無理なんですよね。
とにかく皆さん投資に対するアレルギーが非常に強いと思うんです。最初はもう習うより慣れろで、リスクの低いもので少額から始めてみて、慣れてきたら少しずつアクセルを踏んでいく、それでも十分いいと思うんですよね。何よりまずは抵抗感を下げていくことが大事だと思います。