■荒川に中国原産の巨大魚「わんさかいる」
外来生物の問題は埼玉から東京に流れる荒川でも。

去年12月 撮影者
「ガーだ ガーだ アリゲーターガーだ! えっマジ?」
本来は北アメリカに生息し、特定外来生物に指定されているアリゲーターガー。

撮影したのは埼玉南部漁協に所属し、Youtuberとしても活動している あらかわさん。

埼玉南部漁協 あらかわさん
「有名な魚だとブラックバスとかブルーギル。それからこの辺だとアリゲーターガーとかハクレンみたいな生き物がとれたりする」
荒川には既に多くの外来種が生息しているといいます。そこで、許可を得て網を投げてみると…
あらかわさん
「大きいのがいるな… ハクレン、ハクレン 全部ハクレンです」
早速、巨大な魚が。網を引き揚げるのも一苦労。

捕まえたのは中国原産のハクレン。これも日本にいるはずのない外来種です。大きさはなんと93センチ。重さ10キロほどの肉食魚類です。
あらかわさん
「アリゲーターガーに加えてこんな大物もわんさかいる場所。もともとは食用魚として持ち込まれてそれが捨てられて増えたといわれている」
外来生物の多くは人間が捨てるなどして、爆発的に繁殖。このまま放っておくと生態系に悪影響を及ぼすおそれもあるのです。