東京都の特別支援学校初の高野連への加盟 他校との連合チームで公式戦へ

2023年5月、東京都立青鳥特別支援学校は、東京都の特別支援学校としては初めて、高野連への加盟が認められました。

ただ、選手は6人。単独では戦えません。そこで、同じく部員が9人に満たない、普通高校の松蔭大松蔭・都立深沢との連合チームに加わり、公式戦の出場が決まりました。
試合前日、他の2校との合同練習。
「ナイスキャッチ―!」
野球に真剣に取り組む高校生同士。自然と声をかけ合います。
他校の生徒
「おおいいね!ナイスバッティング!」
球児たちの話題は、やはりあの選手…
「大谷が一番よくわからない。最初のボール拾ったのも」
「お兄ちゃんがやっているからやりたかった」 今ではプレー以外の面での成長も
3年生の山口くんにとっては、最初で最後の大会です。
山口大河くん(3年)
「初めてとは言えども、勝ち進めたい気持ちはある」

ーーーQ.キャプテンとして青鳥はどんなチームか?
山口大河くん(3年)
「みんな個性豊かで楽しいチームです」
1年生の八木秋大くんの両親は、この日初めて練習を見に来ました。

母親「急に『ベースボール部入りたい』と言い出して」
父親「グローブはめてボール追う姿は初めて」

野球を始めて、集合場所まで1人で移動できるようになるなど、プレー以外の面でも多くの成長があったと言います。
中学の頃は陸上部だった八木くん。
野球を始めたのは、青鳥特別支援学校に入学した2023年の4月からです。
ーーーQ.ずっと野球をやってみたい気持ちがあった?
八木秋大くん(1年)「少しあった」
ーーーQ.お兄ちゃんがやっているから?
八木秋大くん(1年)「うん」
母親「やりたかったんだ。知らなかった」
ーーーQ.好きな選手はいますか?
八木秋大くん(1年)「(ソフトバンクの)柳田選手。きのう打ち方を動画で見て、どこから腰入れているか見た」
母親「緊張している?」
八木秋大くん(1年)「ううん」
明日に向けて準備します。














