■沖縄、北海道に加え、人気の伊豆・軽井沢・熱海


一休.comによる、2022年の夏休み旅行国内人気エリアランキングでは、1位 沖縄、2位 伊豆、3位 北海道、4位 軽井沢、そして5位に熱海。一休.comの広報担当者によると・・・

一休.com 広報担当者:
沖縄は海外旅行の代わりとして。北海道はシーズンものとして人気。伊豆、軽井沢、熱海は首都圏から出かけやすく、部屋食とか露天風呂付きの部屋があり、感染リスクを軽減できるため人気。

5位の熱海にある、熱海市の「味と湯の宿『ニューとみよし』」。長浜海岸の目の前にあり、旬の地魚を使用した料理と露天風呂が好評の温泉宿で、1泊2食付き2万2000円からとなっています。

ひるおびでは、2020年8月、9月、そして去年9月に中継を結び、コロナ禍での現状を伺いました。

こちらの宿では、去年5月の稼働率は例年の61%となかなか厳しい状況でしたが、今年5月は70%程に戻り、5月の中でもゴールデンウィークの稼働率は95%以上と、コロナ禍前の客足にようやく戻りつつあるのだそうです。

そして社長の富岡さんは、宿泊客にある“変化”を感じたといいます。

富岡社長によると、「去年の5月は宿にまっすぐ来て、まっすぐ帰るお客さんが多かったが、今年の5月は宿からレジャーへ出かけるお客さんが増えた」のだといいます。
旅行客に何が起きているのでしょうか?

ーー宿泊客の動きが少し変わってきている?

ニューとみよし 富岡篤美社長:
そうですね、(去年までは)感染がとにかく怖いので、部屋の中でじっとしてるというか、静かに楽しんでらっしゃる方が多かったですね。

ーー今年ぐらいからは“少し外に出てみようか”とか、“ぶらぶらしてみようかな”みたいな方も増えた

富岡社長:
とても増えまして、お帰りの際に観光地とか観光拠点のご案内などがとても増えましたね。

ーーお客さんの数はどうですか?

富岡社長:
うちの宿の場合、3分の1くらいが東京都からお越しになって、あと3分の1ぐらいは隣接県。首都圏中心に集客しております。

ーー3月20日から制限が無くなった影響も大きい?

富岡社長:
そうですね。やはり制限がかかってると何か後ろめたいような、何かそっと(旅行に)来るような、そんな感じがあったんですけれども、もう制限がないですから正々堂々と旅行していらっしゃるような感じがいたしますし、ご高齢者も増えましたね。米寿とか喜寿とか還暦とか、そういったお祝いの旅行が増えましたよ

ーー今年の夏は、どうなりそうですか?

富岡社長:
おかげさまで(今年の夏は)コロナ前ぐらいの感じで予約が進んでおりまして。とても喜んでいるんですけれども、コロナの場合、お客様が増える時はじわりじわりと増えて、止まる時はパタッと止まるので、あんまり安心もしていないんですけれども。

ーーこの2年大変でしたね

富岡社長:
そうですね、いろいろありましたね。喜んだり悲しんだりがすごく激しい2年間で、本当にお客さんが増えるのには時間がかかる。

ーー6月1日から訪日観光客も増えるますが、期待値は上がりますか?

富岡社長:
うちの場合インバウンドでの外国人のお客様はそんなに多くないんですけども、今宿全体で感染対策を行ってますよね。それがある程度効いてるのかなとは思ってますので、そういったマナーとかルールを(訪日観光客に)お守りいただけるのかなっていうのがちょっと心配ですね。

ーーマスクちゃんとつけてくれるのかな、とかそういう部分ですか

富岡社長:
そうですそうです。日本の方は黙っててもマスクしますけど。習慣になってますよね、自分で感染予防するというのが。

鳥海氏:
日本人はほとんどマスクをしている。ロサンゼルスは屋内も含めてほとんど(マスクを)していない。5月の頭にはアメリカの国内線乗ったんですけど、飛行機もマスク着用義務がなくて、つけてる人は大体2割ですね。日本人は本当に今でもどこでもつけているということで、今回ツアーの実証実験をやってますけど、そこ(マスク)をどれだけ徹底できるかと。そして個人旅行にシフトしたときに(マスク着用を)どういうふうに感じるか。多分宿の人も、今そこが一番のやっぱり悩みというか、不安はありますよね。