今月9日、長崎歴史文化博物館のホールで、長崎大学落語研究会主催の『第96回やわた寄席』が開かれました。
パンフレットには「どん底から這い上がれ」の力強い言葉が踊るなか、会場の約150席はほぼ満席となる盛況ぶりでした。


創立50年の節目を迎える『長大落研』の現役部員は2023年7月現在でわずか2人しかいません。
寄席当日はOBである私も運営スタッフの一員となり、会場設営や受付などを手伝いました。
私にとって通称・落研(おちけん)とも呼ばれる『落語研究会』は、約40年前の学生時代、学業をおろそかにするほど没頭し、今のアナウンサーの仕事のベースを作ってくれたといっても過言ではありません。
そんなサークルがいま絶滅の危機に瀕しています。
ここには3年間のコロナ禍が大きな影を落としていました。