■アクリル板も常時設置から要望で設置に、コロナ対策にも変化が・・・
良原キャスター:今、話に上がったアクリル板のことも含めて感染対策も徐々に変化してきています。例えば、ファミレス「すかいらーくグループ」です。

対面式テーブルではこのようにアクリル板が設置されていましたが、今年4月から、常時設置からお客さんの要望があれば設置するという形に変えたそうです。テーブル上のスペースをゆったりとご利用いただくことを目的にしたということでした。ただ感染状況に応じて変化させていくということです。

続いて、映画館「イオンシネマ」です。原則2020年3月から、ひと席ずつ間隔を空けて席を販売していましたが、今年4月から、エリアごとに分けたということなのです。
スクリーン前方は、グループやカップルなどでも隣に座れるというエリアにしました。そしてスクリーンの後方は、隣に座らないエリアで、これまでと同じひと席ずつ間隔を空けているということです。全国95の劇場のうち、今27の劇場で適用されているということです。
続いて、5月29日に行われましたJRA競馬の祭典日本ダービーです。
2020年は無観客での開催でした。お客さん1人も入っていません。競馬は他のスポーツと違い立ち見の客が多いため、厳しい入場制限を行ってきたといいます。去年は約5000人、そして今年は、事前のネット予約で入場(指定席・入場券)してもらう形になり、6万2364人のお客さんが入りました。まん延防止も終わり、春先から入場制限を徐々に緩和して、最大7万人が来場できるように徐々に調節していったということなのです。
ホランキャスター:
感染対策にはそれぞれ皆さん考え方が違いますので、再開して元通りになっていくのは怖いなと思う方もいると思うのです。そういう方に対して要望によってアクリル板を設置したり席が分かれて選べるようにしたり、そういった変化を取り入れつつも元に戻すと選択できるのはいいことだなというふうに思います。
国際医療福祉大学 松本主任教授:
少なくとも、マスクをしたい人は別にしていいわけです。そしてアクリル板があった方が安心ということであれば、それでいいわけなので、あくまでも個人個人の判断でやりたい人はやって、ただ外してもいい、やめてもいいところはやめてもいいですよということで、おそらく選択がこれから増えてくるのだろうと思います。