来月中にも、都民がお得に旅行できる“都民割”「もっとTokyo」が再開。さらに、今年は“夏の風物詩”ともいえる「海水浴」「花火大会」「納涼船」なども3年ぶりに続々と復活する予定です。
徐々に日常を取り戻している私たちの生活。そんな中、新型コロナウイルスへの対策が、少しずつ変化してきています。イベントや映画館の入場制限緩和やレストランのアクリル板の撤去など新たな感染対策をご紹介します。


■ 納涼船・海水浴・花火大会など“夏の風物詩” 3年ぶりに復活

良原安美キャスター:
6月から都民割「もっとTokyo」が再開される予定です。ということで夏の風物詩が少しずつ復活してきそうなので、いくつかご紹介していこうと思います。


まずは納涼船です。東京湾納涼船は7月1日から9月11日まで運航予定です。6月1日から予約受付、夜景や東京諸島の食材を使ったメニューそして音楽イベントなどが楽しめるということです。乗船人数は、コロナ前の約半分(約900人)に減らして運航予定です。
7月1日から28日まではキャンペーンも行われます。WEBで予約をすると500円オフ、浴衣姿でさらに500円オフ、大人は1500円が500円で乗れちゃうということなんです。


続いては、海水浴です。神奈川・鎌倉市では7月1日から、材木座・由比ガ浜・腰越で3年ぶりに海水浴場が開設予定です。思い返すと2020年は、県内全ての海水浴場の開設が見送りになりました。去年は鎌倉市は開設準備しましたが、地元住民の理解が得られず見送りになりました。今年は地元住民の理解が得られたということで、5月30日現在で、神奈川県内の海水浴場は、25か所中18か所が開設予定だということです。



続いて、花火大会です。今年は花火が見られそうです。新潟・長岡まつり大花火大会8月2日と3日に開催予定です。打ち上げる花火はコロナ前とほぼ同じ規模ですが、コロナ前は有料席が約11万人分/日、そして無料エリアがありましたが、今年は全て有料席になります。ただしコロナ前よりも多い約16万人分/日の席が用意され、チケットは事前購入制です。長岡花火財団によるとクラスターなどが発生した場合に迅速に対応するため、全て有料の席にしたということです。

ホラン千秋キャスター:
多くの方が集まる夏のイベントというのがどんどん再開していきそうですね。

国際医療福祉大学 松本哲哉主任教授:
今まで本当に怖くて、なかなかこういうイベントに参加する側も主催者側もかなり慎重になっていましたけど、今だいぶコロナに対する見方も変わってきて、少しずつ前に戻せるのではないかというふうになってきています。
これはある意味少しずつコロナに対する対応の仕方が変わってきたということもあるので、もちろん感染対策やその他には気をつけながらも、このような社会活動が少しずつ一定程度動いていくということは、いい方向に向かってるというふうに捉えてもいいのではないかと思います。

井上貴博キャスター:
そういった中でオミクロン株の特性もあがってきて、エアロゾルでの感染が確認されているとなると、これまで以上に換気が重要と言われますよね。アクリル板とかフェイスシールドなど今まで良いとされてきたことは、本当に意味があるのだろうかというところはどうご覧なってますか。

国際医療福祉大学 松本主任教授:
アクリル板は、直接相対する人に対しての飛沫をしっかり遮断するという意味では確かに効果はあるのですけれど、ただそれがもういたるところにあって、逆に換気そのものをちょっと妨げてしまうということもあるので、結局アクリル板が悪いのではなくて、やっぱり使い方だろうと思います。フェイスシールドもやはり直接届くのは防げるのですけど、周りに人もいないのにずっと付け続けるということも、やはり無駄なことだと思います。