共産党の志位委員長は、次の衆院選に向けた立憲民主党との選挙協力について「私たちから門戸を閉ざすことはない」と述べる一方、候補者調整を否定した立憲民主党の泉代表に対し、発言の撤回を求めました。

野党共闘をめぐっては、立憲民主党の泉代表が共産党との候補者調整をしない考えを示したことを受け、共産党は全国各地の小選挙区で立憲との調整をしないまま候補者を続々と発表しています。

志位委員長は、25日に行われた会見で今後の候補者調整について「私たちから門戸を閉ざすことはない。野党共闘の再構築のため可能な努力を続ける」と述べる一方で、泉代表に対し、「協力を望むのであれば、発言を撤回していただかないと、前に進まない」と指摘しました。

会見に先立って行われた第8回中央委員会総会では、次の衆院選で比例代表での議席増を最優先に戦う方針を示しました。

4月の統一地方選については、志位委員長が「議席の後退は大変悔しい結果であり、責任を痛感している」と総括しました。