ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は、首都モスクワに向け進軍させるとしていた部隊を戻すと表明しました。

<随時更新でお伝えします。また、過去の関連記事も紹介しています。>

■プリゴジン氏の軍事行動を受けアメリカ政府も急きょ対応に 「今月中旬に軍事行動の計画把握」との報道も

プリゴジン氏のロシア軍への反乱を受けて、アメリカ政府もあわただしく対応にあたりました。

今回の事態を受けて、バイデン大統領は24日、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イギリスのスナク首相と電話会談を行い、ロシアの状況について協議しました。

■ワグネル創設者のプリゴジン氏が“モスクワ進軍”から一転 「宿営地に戻る」と発表 ルカシェンコ大統領が仲介か

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は首都モスクワに向けた進軍を一転してやめると表明、すでに部隊は南部の軍司令部などから撤退した模様です。

■ワグネルのプリゴジン氏「モスクワに向かわせた部隊を戻す」 ルカシェンコ大統領が仲介か

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は、首都モスクワに向け進軍させるとしていた部隊を戻すと表明しました。

ロシア国防省との対立を深めるプリゴジン氏は24日、“南部ロストフ州にある軍司令部の施設を占拠した”と主張。モスクワに向け部隊を進軍させるとしていました。

プーチン大統領は緊急の演説で「裏切りだ」と非難しましたが、プリゴジン氏は抵抗を続ける構えを見せていました。

ところが、24日夜、一転して“部隊を戻す”と表明。“モスクワの200キロ手前まで進軍した”としたうえで、「ロシア人の血が流れることへの責任を自覚し、部隊を方向転換させ宿営地に戻る」としています。

一方、ベラルーシ大統領府は、ルカシェンコ大統領がプーチン氏との電話会談を受け、プリゴジン氏と協議し、進軍をやめ緊張緩和の措置を講じることで合意したと発表。これにプーチン氏は謝意を示したということです。

タス通信によりますと、ロシアの大統領報道官は、プリゴジン氏について「刑事事件は取り下げられ、ベラルーシに向かうだろう」としていますが、協議の詳細などは現時点で明らかになっていません。

■【速報】プリゴジン氏「モスクワに向かわせた部隊を引きあげる」

ロシアの民間軍事会社・ワグネルの創設者・プリゴジン氏はさきほど、新たな音声メッセージを投稿し、首都モスクワに向かわせるとしていた、ワグネルの部隊を引きあげると主張しました。

■“反乱”のロシア民間軍事会社「ワグネル」さらにモスクワに接近

ロシアのプーチン大統領は、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が、反乱を起こしたとして「裏切りだ」と非難しました。一方、プリゴジン氏は抵抗を続ける構えで、首都モスクワを目指すとしています。

■【速報】ロシア情勢巡りG7外相が電話会談 ワグネルとロシア国防省が対立

ロシア国防省とロシアの民間軍事会社「ワグネル」が対立する中、G7外相が24日夜に電話会談を行い、G7として緊密に連携していくことを確認しました。

■プーチン大統領「裏切りだ」“反乱”非難 プリゴジン氏「投降しない」抵抗続ける姿勢

ロシアのプーチン大統領は、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が反乱を起こしたとして、「裏切りだ」と非難しました。一方、プリゴジン氏は、抵抗を続ける姿勢を示していて、軍との間で戦闘が行われているとみられます。

■「プーチンの料理人」プリゴジン氏がクレムリンを操る“闇将軍”になる日…FBIが25万ドルの懸賞金をかけて追う男

ロシア国防省との対立を深める民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリゴジン氏はロシア南部の軍の施設を占拠したと主張。プーチン大統領が「裏切りだ」と非難するなど混乱が広がっている。

プリゴジン氏とは一体何者なのか…TBS報道局・緒方誠解説委員が正体に迫った当時の記事を再公開する。(初出:2022年11月11日。年齢、肩書は当時のまま)

■ワグネル創設者プリゴジン氏とは…表舞台へ出てきた陰の実力者 “プーチンのシェフ”の正体【報道1930】

ロシア国防省との対立を深める民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリゴジン氏はロシア南部の軍の施設を占拠したと主張。プーチン大統領が「裏切りだ」と非難するなど混乱が広がっている。

プリゴジン氏とは一体何者なのか…BS-TBS「報道1930」が正体に迫った当時の記事を再公開する。(初出:2022年11月13日。年齢、肩書は当時のまま)

■野心を隠さなくなったワグネル・プリゴジン氏、一方でワグネル排除の動き…ロシアに37の「民間軍事会社」がある理由

民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏はロシア南部の軍事施設を占拠したと発表した。これに対し、プーチン大統領が「裏切りだ」と非難するなど混乱が広がっている。

じつはロシアには、「ワグネル」だけではなく多数の「民間軍事会社」がある。この背景には、権力への野心を隠さなくなった「ワグネル」排除の動きや、”プーチン体制崩壊”を見据えた複雑な動きがあるとみられている。

■英国防省 “ワグネル部隊がモスクワ目指しているのはほぼ確実”

イギリス国防省は24日の戦況分析で、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の部隊が、ウクライナと国境を接するロシア南部を通って北に進み、首都モスクワ入りを目指しているのは、ほぼ確実だとしています。

■【速報】「ワグネル」プリゴジン氏「大統領は深く間違っている」とプーチン氏に反論 ロシア南部州知事は「緊急の戦闘措置を取ってる」と発表

ロシアのプーチン大統領が、民間軍事会社ワグネルが「裏切った」と述べたことに対し、ワグネルの創設者プリゴジン氏は、「大統領は間違っている」、「投降するつもりはない」と反論しました。

■ワグネル創設者プリゴジン氏「ロストフの軍事施設は支配下にある」 ロシア南部の軍事施設を占拠か

ロシア国防省との対立が深まる中、民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は、ロシア南部の軍事施設を占拠したと発表しました。

■ワグネル創設者プリゴジン氏を捜査「武装蜂起呼びかけ」でロシア連邦保安局 国防省への批判めぐり

ロシアの情報機関FSB=連邦保安局は、民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏について武装蜂起を呼びかけたとして捜査を始めたと明らかにしました。

■「ロシア国防省がプーチン大統領をだまして侵攻始めた」ワグネル創設者

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者は、ウクライナ侵攻について「ロシア国防省がプーチン大統領をだまして始めた」と主張する新たな動画を公開しました。