熱海市は2021年7月の土石流で被災した伊豆山地区の復興事業について6月23日、住民説明会を開きましたが、市の対応に不満の声が噴出しました。
23日夜、熱海市役所で開かれた住民説明会では、河川の改修工事や市道の整備についての説明があったほか、ライフラインの復旧エリアが追加されたことなどが示されました。
一方、宅地の復旧事業について、市が買い取り分譲する方式から、被災者自ら宅地を造成し、復旧費用の9割を補助する方式に熱海市が方針転換した経緯について、被災住民に十分な説明がなかったことで、参加者から不満の声が噴出しました。
<参加した住民>
「実際もっと対話する場があってもよかったと思う。信頼関係がない中でこういう議論を重ねても不信感しかないんですよ。みんな」
<熱海市 斉藤栄市長>
「信頼関係という言葉がありましたが、誠実に対応していくことで応えていくしかないと思っている」
この説明会は24日も午後2時から行われます。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

「保険が不正使用されている」記者に詐欺電話 “だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取 警察官姿の犯人が… 詐欺手口の全貌は

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









