そして6月21日、各社大きく取り上げたのが「週間MVP」に選出されたというニュース。
その成績が▼打率.435▼打点12▼本塁打6本。ピッチャーとしても、6勝目を挙げたということで、文句なしの受賞になりました。

なぜこんなに調子がいいのか。大谷選手本人は「(ボールの)見え方がいいので、やっぱり構えの段階で、結果うんぬんではなくて、なるべくしてなっている感じがいいんじゃないかな」と話しています。

ホラン千秋キャスター:
これだけの準備を普段から積まれてる方なので、その結果、こうなるべくしてなっているということなのかな。

井上キャスター:
この感覚が分かっていたら、私も赤坂でサラリーマンしていなかったんだろうな、と思います。全くわからないですよね。

ホランキャスター:
いいものじゃないですか、赤坂でも。「大谷選手、今日打ったかな?打てなかったかな?」とか、「投げたらどうだったかな」と皆さん楽しみにされてますからね。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
「二刀流」と言い出したときの「二刀流」というのは多分、宮本武蔵から来てるのかなと思っていましたけど、さっきの発言を見ても、僕らがもう分からない境地の宮本武蔵的な発言のように聞こえてきますよね。悟りというか、“戦う前に全てを決している”みたいなのは、宮本武蔵に通じるところもあるかもしれない。

井上キャスター:
大谷選手は確かによく言うのが、「構えの段階で8割5分ぐらい勝負決まってるんだ」と話すんですよね。よく見てみると、試合ごとにちょと手の位置が低かったり、足がちょっと開き気味だったり、という。それによって勝負は決する、と。そういう感覚なんだそうです。