東区の住宅地のクマの事故から2年が経つ今年。
 先月、朱鞠内湖で、釣り客がクマに襲われ、死亡しました。

 「自分の住むマチでは、これまで事故はないから、大丈夫」とは言っていられない時代になりました。

 先月、札幌市南区・砥山地区。

 川をつたってきたクマが、果樹園に近づかないよう、見通しを良くします。
 札幌の環境市民団体「エコ・ネットワーク」の呼びかけで集まった、ボランティアの人たちです。

 2019年夏、札幌市南区の藤野や簾舞の住宅地に、毎日のように現れたクマです。



 その後の調査で、クマの出没は、誰も管理しなくなった「放棄果樹」が、きっかけになったことがわかりました。
 「エコ・ネットワーク」は、「放棄果樹」の撤去ボランティアを3年前に開始。
 今年から、営業中の果樹園周辺の対策にも乗り出しました。