今回は旬を迎えた魚、「サワラ」でおろし煮を作りました。脂がのってうまみが増したサワラを贅沢に味わえる一品です。
大分県別府市石垣東にある「藤田鮮魚店」。オープンから80年以上、県内各地で水揚げされた新鮮な魚を仕入れています。
この時期おススメなのが「サワラ」。店の三代目・藤田尚樹さんにサワラの魅力を教えてもらいました。
(藤田鮮魚店 藤田尚樹さん)「この時期は脂がのっていると思う。あまりクセのない味なので、老若男女子どもから年配の方まで食べやすい魚だと思います。身が厚いので食べ応えがあると思います」
国東市で水揚げされたサワラは、体長1メートル以上、重さはなんと3・1キロ。旬のものは脂がのっていて、身もやわらかくよりうまみを感じられるといいます。

(藤田さん)「小さい子どもやまだサワラを食べたことがない子どもにおいしい魚を食べて、幸せな気持ちになってもらえたら売りがいがあります」
(かおるクッキング・坂本薫さん)「今回は旬のサワラを使ったおろし煮を作ります。簡単に下処理ができるので、それだけ終わらせればすごくおいしいものが出来上がります」
〇サワラの「おろし煮」レシピ
・サワラ 4切れ ・大根 小1本 ・塩 少々 季節の野菜(お好み)
ー下ごしらえ用のみぞれ煮ー
・だし 400ミリリットル ・薄口しょう油 大3 ・ みりん 大2 ・酒 大2 ・砂糖 大2 ・ゆずこしょう 少々 ・大根おろし 大6 ・水溶き片栗粉 (片栗粉 大1 水 大2)
最初にサワラに塩をふり、水分が出るのを待ちます。表面に出た水分をキッチンペーパーでふき取ります。

(坂本さん)「魚は何度も手で触ると鮮度が落ちるので、キッチンペーパーで軽く拭きます」
続いて、サワラを食べやすいよう半分に切り、片栗粉をまぶします。そして、用意した野菜をカット。ナスは乱切り、ミョウガは薄く切り、ショウガとダイコンはすりおろしていきます。
続いてはみぞれ煮。鍋に用意した調味料、大根おろしとショウガを入れ、最後に風味付けで、柚子こしょうを入れます。あまり入れすぎると塩味がかってしまうのでこれも少しいれていきます
さらに水溶き片栗粉を入れ、とろみをつけます。このあと、切った野菜と片栗粉をまぶしたサワラを揚げ焼きにして、しっかり火を通します。
先程作ったみぞれ煮にくぐらせ、器に盛り付けミョウガをのせたら完成です。