■MLB レンジャーズ 3ー5 エンゼルス(日本時間16日、グローブライフ・フィールド)

エンゼルス・大谷翔平(28)が敵地で行われたレンジャーズ戦に「2番・投手兼指名打者」 で先発出場。中5日で今季14度目のマウンドとなり、6回99球を投げ、被安打6の2失点(1四球)。5月16日のオリオールズ戦以来、5試合ぶりとなる6勝目(2敗)を挙げた。

さらに打撃では8回に2試合連続となる特大の22号2ランを放ち、2打数1安打で、12試合連続ヒットをマーク。打率は.299から.301に上昇。1回の第1打席はフルカウントから四球。3回の第2打席は2球目スプリットに詰まって二ゴロに倒れた。6回の第3打席は2つ目の四球だった。

エンゼルスは序盤に先制すると、一時逆転されたが中盤で勝ち越しに成功し、大谷の22号で突き放した。これでア・リーグ西地区首位レンジャーズとの4連戦は3勝1敗、39勝32敗の貯金7(同地区3位)とした。

大谷は前回登板(10日・マリナーズ戦)は5回3失点で勝ち負けつかず。この日の立ち上がりは、先頭打者に四球を与えると、2死から4番A.ガルシアにヒットを打たれ一・三塁のピンチを招いたが、続くJ.ハイムを二飛で切り抜けた。初回で30球に達し、首を傾げながらベンチに戻る。

打線は1回、レンジャーズ先発のN.イオバルディを相手に、1死満塁のチャンスを作ったがG.ウルシェラが併殺打。だが2回は1死からC.ウォーラクが6号ソロを放ち、先制点を挙げた。

1点リードの2回、大谷は2死からヒットを許すも二塁を踏ませず、3回は先頭のM.セミエンをカーブで左飛に仕留めると、続くC.シーガーを味方の好守備にも助けられ一ゴロに抑えた。だが2死無走者からN.ロウに二塁打を許すと、A.ガルシアに同点タイムリーを打たれ、さらにJ.ハイムにも勝ち越し打を浴び1-2とリードを許した。

直後の4回、打線は1死からJ.ウォルシュが二塁打で出塁すると、続くM.モニアクがセンターへタイムリーを放ち、すぐさま2-2の同点に追いついた。

1か月ぶりの勝利に向け、中盤は無失点で切り抜けたい大谷は4回、2つの見逃し三振など3者凡退。5回は2死無走者からN.ロウに2打席連続ヒットを許し、自身の暴投で二塁に進まれたが、続くA.ガルシアを三直に抑えた。6回はJ.ハイムから3者凡退に打ち取り、この回でマウンドを降りた。

勝ち越したい打線は7回、先頭・M.モニアクが6号ソロを放ち3-2。大谷は勝利投手の権利を得た。さらに8回は先頭・T.ウォードがヒットで出塁すると、続く大谷がセンター左の上段に突き刺さる特大の22号2ランを放ち、5-2と自らのバットでリードを広げた。

3点リードで迎えた9回は、C.エステベスが先頭打者からまさかの3者連続四球で無死満塁に。ここでバトンを受けたJ.ウェブは押し出しで1点を失ったが、後続を抑えゲームセット。