気力、体力、そして団結力を養います。今年度、新たに採用された新人消防士たちが、災害現場など過酷な条件での活動を想定し、52キロの道のりを夜通し歩く夜間歩行訓練に挑みました。

14日夜、仙台市宮城野区の県消防学校。この春に採用され消防の基礎知識などを学ぶ新人消防士62人は気合が入っていました。

出発式での新人消防士:
「ただいまから夜間歩行訓練に出発します」


参加した新人消防士:
「厳しい訓練にはなるがお互い支え合って頑張っていきたい」

新人消防士62人が挑んだのは、夜間歩行訓練。午後10時過ぎ、4つの班に分かれて出発です。

訓練は、宮城野区幸町にある県消防学校と泉区の泉ヶ岳登山口を徒歩で往復するものです。その距離、52キロ。

昼夜問わずに起こる災害など過酷な現場で活動するための気力や体力、それに隊員同士の団結力を養うことが目的です。

新人消防士:
「まだ全然、大丈夫」


「大規模災害などの場面で走ることも歩くことも多くなると思うので、(訓練は)大事だと思っている」

泉ケ岳を折り返し、出発から半日以上…。さすがに疲れの色が…。