政府が、今年3月に公表した「異次元の少子化対策」の柱のひとつは、保育制度の見直し。
 保育士1人でみられる子どもの数、配置基準の見直しや時間単位で保育所を利用できる、こども誰でも通園制度の創設を打ち出しています。
 しかし、その実現を左右するのは「保育士不足の解消」です。

 1人の保育士が担当する子どもの数は、国が決めています。
 「配置基準」と言いますが、現在は、保育士1人でみられるのは、
 ・0歳児は3人
 ・1~2歳は6人
 ・3歳は20人
 ・4~5歳は30人 です。

 13日の会見で、岸田総理は、1~2歳は5人、4~5歳は25人と見直す、つまり、保育士の負担を軽くすることを表明しました。


 配置基準は、戦後まもない1948年に定められたもので。75年ぶり(4~5歳)の改定になります。
 
 子どもたちが安心して過ごせる保育所になるためには、保育士の増員や待遇改善が必要で、ひいては、少子化対策につながることになります。