――状況の確認なんですが、関係者の話だと「鼻血の止め方を知らないのか」と顔におしぼりをつけたという話があるんですが、それについて高野さんの認識は?(記者)

私、救急救命の講習を受けておりまして、鼻だけに限らずですね、いろんな止血方法とか、骨折に至った際の介助方法を知っております。そういった意味で、鼻血が出たときですね、こうやって上を向いて、こうやってつまんで20秒ぐらいおったら止まるかな、という感じで掴んだっていうのがあります。

――おしぼりを押しつけるわけじゃなくて手で?(記者)

おしぼりをこうやって持つんで、手でこうやって持って、ここを持って強く握ってしばらくそのまま置くような感じです。

――アクシデントというか、あくまで鼓舞するつもりで胸の辺りをたたこうと思ったところ、鼻に当たってしまって?(記者)

そうです。私の左隣におって、ちゃんとやろうぜっていう感じです。はい。

――複数回の暴行があったとかそういうことは?(記者)

ないです。もうそれは一緒にいた秘書も2人が証言ができてますんで。はい。

――確かに今の説明で故意ではないということだったんですけれども、故意ではないとはいえ秘書の方に関する責任、そして結果的にこうした怪我を負わせてしまったことへの国会議員としての責任、こういったものをどのように感じてらっしゃいますでしょうか?(記者)

まず本人に会わせていただいて、しっかりとお詫びをさせていただきたいというふうに思っております。この元秘書はですね、これ以来全く会わなかったということではなくて、幾度かいろんな場所でお会いをしております。

そういうときには気さくに向こうからも話しかけてきてくれて、挨拶もしてくれて、その中で「どう?最近頑張ってる?こないだはいろいろごめんねと、また私ができることあったら言ってね」ということは、頻繁に本人とはやり取りを、会った時にはしている状況でございます。

――被害届は?(記者)

私がですね、本人もしくはうちの秘書がもともと同僚で仲間なんで、お話をする中で、例えば高野さんを訴えるとか、何か誰かに言うかとかいうことは一切しませんという話は当時はしておりました。

――退職されたというのは今回の暴行事件関係ない認識か?(記者)

やっぱりそれでモチベーションが下がったということも、大きなことだというふうに思ってます。(モチベーションが下がったと)私に言ったことではなくて、私の同僚の秘書にですね、なんていうんですか元気がなくなったとかという話を聞いておりましたんで、そういったところで大丈夫かえ?とかいうことをやりながら同僚の秘書2名からですね、そういった報告も受けておりました。だからこそ、彼が退職をしたいっていう部分に関してはしっかりと向こうのご意見を聞かせていただいた上で、私がそれならっていうことでそこで決めた。

――今後の対応は?(記者)

既にですね、3人の幹部にはお話をさせていただいておりますし、派閥の会の代表にもですね、今日中にしっかりと御報告をさせていただきたいというふうに思っております。それからいろいろご指導いただいてといったことで、彼に対して対応していきたいと自分の気持ちは決まってますけど、とにかく会ってお詫びをして申し訳なかったねということで、本人から理解を得ることをちゃんとやっていくっていうことを思います。