今年の「消費者白書」がきょう公表され、SNSに関連した消費者トラブルの相談の数が過去最多となったことがわかりました。

きょう、消費者庁が公表した「消費者白書」によりますと、昨年度、全国の消費生活センターなどに寄せられた相談は、前の年より1.1万件多い87万件でした。このうちSNSに関連した相談は、過去最多の6万552件となりました。

消費者庁によりますと、SNSに関連した相談については、おととしまでは年代別で20代からの相談が最多でしたが、昨年度は50代からの相談が最も多かったということです。

「SNSの広告を見てブランドの服を購入したが詐欺サイトだった」などの相談が寄せられていて、消費者庁はこうした偽サイトでの被害が中高年の相談件数の増加の理由とみています。