全国的なサウナブームの中、小人数で自由に楽しめる個室タイプのプライベートサウナが人気を集めています。どんな魅力があるのか取材しました。

訪れたのは大分市東津留にある雑居ビル。こちらの屋上にはなんと貸し切りのプライベートサウナがあるんです。大分県内初の施設「ルーフトップサウナ空園」で、今年3月にオープン。基本料金は2時間で5500円です。

(ルーフトップサウナ空園代表・塚原志恩さん)「一番の目玉がわたしたちが手作りしたバレルサウナ。木製の樽型サウナになってます」

バレルサウナは北欧発祥で木製の樽型にストーブを設置したサウナです。開放感を感じることでき、サウナ好きの代表・塚原さんが好きな時間に好きなだけサウナを楽しんでほしいという思いから開業しました。

サウナ内の温度は100度から120度で比較的高めに設定されています。熱した石に水をかけてその蒸気を浴びるロウリュでは、天井が円形になっているので蒸気が循環しやすく短時間で効率よく体を温めることができます。

(ルーフトップサウナ空園代表・塚原志恩さん)「ロウリュすることによって、体感温度が10度から20度あがります。サウナで汗を流して日頃の疲れを癒してもらって、また次の日リフレッシュした気持ちで毎日過ごしてほしいと思います」

一方、日田市にある創業100年の老舗温泉旅館「Ryokan&Sauna Yorozuya Hita」(1泊2食付き 6万6550円~)。新型コロナの影響で売り上げが月に最大で9割近く減少する中、新たな客を呼び込もうと今年4月にリニューアルしました。リニューアルの最大の売りは全ての客室に水風呂付きプライベートサウナを設けているんです。

(Ryokan&Sauna Yorozuya Hita・大石宗弘社長)「天気が良ければ素晴らしい景色が広がっています。目の前に流れる三隈川の水面に映る(屋形船の)光をイメージしたサウナになっております」

サウナのデザインは部屋ごとに4種類あり、日田市を幻想的に彩る竹灯篭のイベント「千年あかり」をイメージしたサウナも。

(Ryokan&Sauna Yorozuya Hita・大石宗弘社長)「わたしたちのサウナは日田らしいサウナを作っておりますので、この旅館の滞在を通じて日田ひいては大分の魅力をかんじてほしいと思います」