日本語を教える時間を設ける「持っている力を100%生かせる社会であってほしい」

 こうした中、今年度から新たに始めたことがあります。外国人の園児らに日本語を教える時間をつくりました。

   (職員)「僕の」
 (ナムくん)「僕の」
   (職員)「名前は」
 (ナムくん)「名前は」
   (職員)「ナムです」
 (ナムくん)「ナムです」

 (生野こもれび保育園 辻本慶子園長)
 「将来的に継続して日本に住んでもらおうと国が思うんだったら、能力を持っておられる方々をそうやって排除してしまうことになるので、持っている力を100%生かせる社会であってほしいと思います」

 少子化が進む日本。国は外国人労働者の確保に力を注いでいますが、一方で外国人の子どもたちの学び、人生をどうサポートしていくのか。課題は残されています。