■日本陸上競技選手権大会(3日、大阪市・ヤンマースタジアム長居)

8月19日に開幕する世界陸上ブダペストの代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子走幅跳では日本記録保持者の城山正太郎(28、ゼンリン)が初優勝を果たした。

過去5度の優勝を誇り、2連覇中の橋岡優輝(24、富士通)は今大会2位。5回目の跳躍で8m06をマークしトップに立つが、6回目に8m11を跳んだ城山に逆転され3連覇を逃した。

また、世界陸上の参加標準記録(8m25)を突破していた吉田弘道(23、神崎郡陸協)は、3回目を終え7m54と4回目以降へ進める上位8人に入れず。吉田は5月21日のセイコーゴールデングランプリ陸上で、日本歴代3位の8m26(+1.0)を記録。今大会3位以内に入れば初の世界陸上代表に内定となったが、この日は振るわず無念の敗退となった。

さらに女子三段跳では、森本麻里子(28、内田建設AC)が日本新記録の快挙を達成。5回目に14m16を跳び、これまでの日本記録(14m04)を24年ぶりに塗り替えた。