■日本陸上競技選手権大会(3日、大阪市・ヤンマースタジアム長居)

8月19日に開幕する世界陸上ブダペストの代表選考会の日本選手権、3日目。男子110mハードル予選では、日本記録保持者の泉谷駿介(23、住友電工)が13秒32をマークし、4日の決勝へ駒を進めた。

さらに女子100mハードル決勝では、自己ベスト12秒台が5人とハイレベルな闘いの中、寺田明日香(33、Japan create Group)が12秒95(-1.2)の大会新で制し、5度目の優勝を飾った。世界陸上ブダペストの参加標準記録をすでに突破している福部真子(27、日本建設工業)は、12秒99の4位で、惜しくも今大会での世界陸上代表内定には届かなかった。

男子の予選1組に登場した泉谷は、1台目のハードルからリードすると、中盤で大きく後続を離し、最後は流しながら走ってのフィニッシュ。

泉谷は5月21日のセイコーゴールデングランプリで13秒07を記録。自身の日本記録(13秒06)に0秒01と迫り、世界陸上ブダペストの参加標準記録(13秒28)を突破。今大会で3位以内に入れば世界陸上代表に内定する。

同じく参加標準記録をすでに突破し、前日本記録保持者の高山峻野(28、ゼンリン)は、13秒45をマークし、2組1位で予選を通過した。