子どもが入院した際に泊まり込みで世話をする「付き添い入院」を経験した保護者の半数が、子どもの世話やケアに「1日15時間以上費やした」と答えたことが分かりました。

NPO法人の「キープ・ママ・スマイリング」は去年、子どもの「付き添い入院」を経験した3600人余りにアンケート調査を行いました。それによりますと、付き添い入院は制度上、任意だとされているものの、8割近くの人が「病院から要請された」と答えたということです。

そのうえで、▼子どもの世話やケアに「1日15時間以上費やした人」は5割に上ったほか、▼子どもの入院によって仕事を辞めた人も8.7%いました。

調査を行った団体はきょう、国にこの結果を提出し、「親が安心して付き添える環境を整えて欲しい」と訴えました。