前の住人も『まるで魔法』と驚いた大改造後の部屋とは?

 5月3日、遂に工事は終わりました。新しい家主となる男性が見にきました。

 (男性)「おー!すごい」
16.jpg
17.jpg
 新しい住まいは24畳の広いスペースと4畳半の洋室。壁や扉はすべて取り払い大胆に間取りを変えました。内装はコンクリート剝き出しで、男性の希望だった素材感を活かした部屋になりました。
18.jpg
 扉のガラスはあえて以前のものを残し、レトロな味わいがちょっとしたアクセントに。
19.jpg
20.jpg
 風呂場は浴槽を置けるスペースが元々狭いこともあり、思い切ってシャワーだけにしました。
21.jpg
 (男性)
 「イメージ以上ですね、本当に。想像以上におしゃれにしてもらっているので。元がどんな家だったかがもう思い出せないですね笑」

 工事期間は2か月。リノベーションの費用は設計料も入れて約600万円です。
22.jpg
 この日は前の住人の親子も見学に来ました。

 (母 山尾キヨ子さん)「失礼します、まぁステキになって…。こんなに生まれ変わるなんて、どんな魔法をかけたんですか?」

 40年近い家族の歴史が詰まった場所。空き家だった住まいを男性に引き継いでもらったことに感慨もひとしおです。
23.jpg
 (娘 山尾明日香さん)
 「新しい世代の人に住んでもらって、そうしたら家も喜ぶと思いますし。物置にしておくよりかはいきいきした場所になってもらって、受け継いでくれる人がいるというのはすごくありがたいことだと思います」
24.jpg
 (清水大介さん)
 「団地って画一的なイメージだと思うんですけど、それがいろんな部屋があるというのはおもしろいんじゃないかなと。若い人がどんどんぐるぐると入ってきてくれるような事例を作っていけたらなと思います」

 団地を次の世代へバトンタッチするリノベーション。清水さんらは眠っている資源を再生させて新しい風を起こしています。

 (2023年5月30日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)