■日本陸上競技選手権大会 1日目(大阪市・ヤンマースタジアム長居)

8月19日に開幕する世界陸上ブダペストの代表選考会を兼ねた日本選手権の1日目が行われ、男子5000m決勝は塩尻和也(26、富士通)が13分19秒85で優勝。世界陸上の参加標準記録(13分07秒00)の突破はできず、代表内定はならなかったが、16年リオ五輪3000m障害代表が日本選手権の5000mを初めて制した。

序盤は立教大学の監督を務める上野裕一郎(37、セントポールクラブ)が先頭に立つなどし、1周64秒前後のペースでレースが進んだ。3000mを通過したところで上野が下がると後ろにつけていた塩尻が先頭に。残り1000mでロングスパートをかけ2連覇中の遠藤日向(24、住友電工)らを引き離し、逃げ切った。

この種目の日本記録保持者(13分08秒40)で、2016年に優勝して以来の出場となった大迫傑(32、ナイキ)は残り3周となったところで棄権した。

【男子5000m決勝 結果】
優勝 塩尻和也(富士通) 13分19秒85
2位 遠藤日向(住友電工) 13分20秒84
3位 清水歓太(SUBARU) 13分21秒18
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13位 松枝博輝(富士通) 13分35秒83
15位 伊藤達彦(Honda) 13分38秒12
24位 坂東悠汰(富士通) 13分54秒47
25位 上野裕一郎(セントポールクラブ)14分00秒20
DNF 大迫傑