道路に物理的工夫の「ゾーン30プラス」整備

大分市の中戸次地区では県内で初めて4月から「ゾーン30プラス」が整備されました。速度30キロ規制を地域全体にするゾーン30とは違い、より安全性を高めるため道路に物理的な工夫をしたのが「ゾーン30プラス」です。

ゾーン30プラスの看板

(県警察本部 交通規制課・藍京誠治次席)「こちらの地区での歩行者の安全を守るという意識と合わせて、通過交通の多い地域となるので、速度を抑制する目的で取り組んでいる」

道路の両脇に敢えてポールを設置することで車の通行部分を狭め、速度を抑止できるほか歩行者のスペースも確保できます。ほかにも30キロ以上の速度で通過すると運転手に不快感を与える凹凸が作られました。実際に体験してみるとー。

(八尋記者)「少し手前からでも赤い色がはっきりと分かる実際に時速30キロで通ってみると思っている以上にしっかりと凹凸があり、衝撃が伝わってきます」

「ゾーン30プラス」は県内では中戸次を含めて2か所で整備されています。

「ゾーン30プラス」の路面標示

大分県から交通事故をなくしたい

(県警察本部 交通規制課・藍京誠治次席)「今後も道路管理者や付近の住民の方に協力を頂きながら取り組みを広げていくことで、大分県から交通事故がなくなる日がくればいいなと思う」

新たに始まった2つの交通事故の防止対策。県警の取り組み以外にもドライバー1人1人の緊張感を持った運転が事故を減らすことに繋がります。