車を走らせて『道路のゴミを検出』も

そんな「ピリカ」はこんな試みにも活用されています。大阪府高槻市で産業廃棄物を回収している業者の車に設置されたスマートフォン。車を走らせるだけで、道路に落ちているゴミを検出しているといいます。
(産業廃棄物を回収するドライバー)
「普段より気にしますね、やっぱり。ゴミ落ちてないかなとか。僕らとしても仕事の量が増えるわけではないですし、付けるだけで社会貢献できるって考えるといいですね」

スマートフォンで撮影された動画は、東京にある「ピリカ」の事務所で解析が行われます。道路を走る映像からゴミをAIが自動で認識し、どこにゴミがあったかを地図上に表示することができます。
(ベンチャー企業「ピリカ」 小嶌不二夫さん)
「走行中の車両から路上を撮影していて、映ったゴミの数をAIで検知しているんですね。森の中とか公園にあるよりも、実は道路上にゴミが落ちているほうが、海へ流れ出してしまうリスクが高いんですね。実は海に行くゴミを減らす意味でもすごく価値があるので、まずはそこからやっていくのが大事なのかなと思っています」
集めたデータはゴミ拾い活動の場所設定などに活用するということです。見える化することでゴミを減らす。新たな取り組みが広がっています。














