
夏祭りなどのイベントで施設を訪れたことはあったものの、不安な気持ちもあったという凛子さん。しかし、ミキを介して鶴田さんの優しさに触れ、不安な気持ちは吹き飛びました。
(作文朗読)「私に子ネコはどんなことをすれば喜ぶのかをわかりやすく教えてくれた。おじさんと話しているうちに『おこられたらどうしよう』という気持ちはどこかに消えていて、楽しくおしゃべりすることができた」

鶴田さんは、凛子さんの受賞を自分のこと以上に喜んでいます。
(作文朗読)「あのおじさんたちなら、きっとこれからもネコを大切に育ててくれる。私はそう心の中で思いながら答えた」
(鶴田幹男さん)「ぼくも前は(作文を)書いたが、字が全くうまくいかない。全部やり直し、やり直し。良かった。上手だった」

今ではすっかり仲良しの2人。鶴田さんにとっても、凛子さんは特別な存在です。
(鶴田幹男さん)「ぼくの本当の言葉を言えば、ミキと同じぐらいにかわいい」
凛子さんが作文を通して一番伝えたかったこと。それは、友だちを思いやり、優しく接する気持ちです。

(作文朗読)「学校にも時々感情をうまくコントロール出来なかったり、自分の気持ちを上手に伝えられなかったりする人がいる。でも、気持ちの整理がつなかったり、うまく話せなかったりすることはだれにでもある。おじさんとおしゃべりをした時みたいに、お友達にもたくさん話しかけて仲良くしたいと思う」