奈良県奈良市の菩提山にある「正暦寺」。このお寺は“日本清酒発祥の地”として全国の日本酒ファンたちに知られています。その正暦寺が室町時代の古文書「御酒之日記」に記された造り方を基に復活させた『500年前の清酒』を取材しました。

新年の始まりは酒造りから…日本清酒発祥の地『正暦寺』

 平安時代から続く奈良市の「正暦寺」。お寺の新年はいつも酒造りから始まります。
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 (菩提山・正暦時 大原弘信住職)
 「この2年、コロナ禍の中でいろんな意味でどうしたらいいかと思って悶々としているうちに日が過ぎたと思います。そういったものを払しょくするような思いで、まずひとつはおいしい日本酒をみんなで造ろう!エイエイオー!」
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 年明けの仕込みは「清酒祭」としてわいわいと。その様子は一般公開され、日本酒ファンが集まるイベントになっています。

 (訪れた人)
 「発祥の地ということで何度か来させていただいているので、今年も新たな気持ちになるような形で来させていただきました」
 「(Qきょうはどちらから?)大阪です。奈良のお酒が大好きで来ました。おいしいお酒を造るみんなのお酒愛ですかね。感動しました」

 正暦寺が“清酒発祥の地”というのは、いったいどういうことなのでしょう。