自転車による事故が多い中高生に向けて迫力ある交通安全教室が大分県中津市で行われました。

この取り組みは交通安全の意識を高めてもらおうとJAと県警が毎年、大分県内各地の中学と高校で実施しています。中津市の緑ヶ丘中学校で開かれ教室は全校生徒630人が参加しました。交通マナー違反が重なると起きる事故や車との衝突事故などがプロのスタントマンによって再現されました。

2018年から去年までの5年間、県内で自転車利用中の事故による死傷者はおよそ1700人で、このうち3割以上を中高生が占めています。4月からヘルメットの着用が努力義務化された中、実演を通して生徒の意識はさらに高まった様子でした。

(生徒)「少し笑いながら見ていたんですけど、本当に起きたみたいでうわーってなりました」「一時停止をせずに出るケースが怖いなと思いました」「基本的なことだけどヘルメットの着用や前後左右の確認を意識して行きたい」