新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが8日から5類に移行。マスクをはじめとした生活様式にどのような変化が出ているのか取材しました。
(糸永記者)「午前8時過ぎのJR大分駅前です。通りを行き交う人の中にはマスクを外している人もいますが、多くの人がまだマスクをしている様子です」
8日朝の大分市中心部では、通勤や通学する人の多くがマスクをつけていました。このうち500人を調べたところ、「マスクあり」は437人。「マスクなし」は63人と1割強にとどまり、「個人の判断」となった3月13日の調査と比較しても、大きな変化がないことがわかりました。
(街の人)「少しまた感染者が増えている。それがまた怖い」「個人としては正直マスクをしたくない。世間の様子をみて考える」「5類になったら休みが有給になるから、今まで以上に厳しくしないといけないかなと思う」
アミュプラザおおいたでは、これまでテナントの従業員に対してマスクの着用を推奨していましたが、8日からはテナントごとの判断に委ねられました。初日はほとんどの従業員がマスクをつけていましたが、マスクを外して接客にあたっていた店から喜びの声がきかれました。
(リプル・久保野々花さん)「メイクとかも自由にできるのが楽しいのと、お客様と対面で顔をみてお話ができる部分が楽しいと思う」
一方、施設では出入口の消毒液やフードコートのアクリル板については当面の間設置することにしています。
(JR大分シティ販売促進グループ・加藤文和グループ長)「消毒もそうなのですが(感染対策を)必要とされている客もまだいる。楽しくアミュプラザや大分のまちなかなど色んなところに外出して過ごしてほしい」
3年余り続いたコロナ対策は1つの区切りを迎えましたが、以前の姿に戻るにはもう少し時間がかかりそうです。