“松潤効果”でホテルほぼ満室…200万人訪れる「浜松まつり」

そんななか“GWへの期待”がこれまで以上に高まっている街があります。

喜入友浩キャスター
「にぎやかなお囃子が聞こえてきました。浜松まつり伝統の御殿屋台は5月3日から街で引き回されます」

静岡・浜松市で開催される「浜松まつり」。期間中は地元の人だけではなく、全国から約200万人が訪れる一大イベントです。

通常開催は4年ぶり。新型コロナ対策を理由に2022年と同様、2023年も飲酒は「全面禁止」です。

地元の人「ここのところずっとコロナ禍で寂しい思いをしていたので非常に、楽しみにしています」
地元の人「楽しみですね!はっぴも奥の方から出して、やっとはっぴが着られますね!浜松の」

市の担当課も対応に追われています。

浜松市 観光シティプロモーション課 杉田実良 課長
「浜松の人はこの3~5日の3日間のために、1年間過ごしてるような方もいらっしゃるので。皆さん本当に楽しみに、やっとほぼフルに近い形で開催できるということで皆さん喜んでいらっしゃるかなと思っています」

中でも注目されているのが、最終日の5月5日に初めて行われる「騎馬武者行列」。ドラマで主人公の徳川家康を演じる松本潤さんが参加するためです。

当日、松本さんらドラマ出演者は、街の中心部の約800mのコースを練り歩きます。

コースの両脇の車道には観覧エリアが設置。行列を見物できるのはチケットの抽選に当選した2万2000人のみです。

コース周辺のホテルでは、予約者向けに2階のレストランから行列を観覧できるプランが用意されていました。



松本さんの参加発表後、問い合わせが相次ぎ、5月4~5日はほぼ満室になったといいます。

北の庭 THE KURETAKESO 古賀正巳 支配人
「すごい熱量ですね。何とか見たいと。『どこか見られる所を作ってもらえないか』という問い合わせも連日あります」

一方で当日は落選者も含め、大勢の来場が予想されるため不安も…

北の庭 THE KURETAKESO 古賀支配人
「過去にも経験がないことですし、直近では梨泰院の事故であったりがどうしても頭をよぎるもので、嬉しさの反面、不安もあるというところ」

浜松市や警察は、韓国ソウルの群衆雪崩なども踏まえ、交通規制や警備体制を強化するなど厳戒態勢を敷きます。

浜松市 観光シティプロモーション課 杉田課長
「職員だけでも650人以上を動員しています。警察にも協力をいただいて協議を進めてきているので、万全の態勢でお客様をお迎えできると思っています」