各地で過去最多の女性が当選した統一地方選挙。それでも女性議員の割合は2割程度です。番組では産後2か月で選挙に挑んだ女性らを取材。そこから見えてきた女性候補に立ちはだかる壁とは。

産後2か月 子育て女性の選挙戦

東京・国分寺市の市議会議員選挙に初めて立候補した松岡真里さん(38)は、2か月前に出産したばかりだ。

長時間の移動や演説は、産後の身体への負担も大きい。ベンチがある場所では座って演説するのが松岡さんのスタイルだ。

この日は選挙戦最終日の土曜だが、向かった先は自宅。
産まれたばかりの子どもに授乳するため、遊説中でも数時間置きに帰宅しているのだという。平日は学校や保育園に通っている兄妹もこの日はお休みだ。

産後2か月で立候補 松岡真里さん
「お迎えも昨日は行って、毎日いろいろある」

家事や育児は、育休中の夫だけではなくママ友にもフォローしてもらいながら乗り切っている。

松岡さん「(選挙カー)次は1時半に来てくれる」

選挙活動に割ける時間は限られる。