日本初の“写実絵画専門”美術館も その魅力とは

千葉・緑区にあるホキ美術館。2010年11月に開館した日本初の写実絵画専門美術館で、日本の現代作家を中心に約500点の作品が所蔵されています。
ディレクター:写実画の魅力はどんなところにありますか?
ホキ美術館・保木博子館長:基本的には“見たままを描く”ということなんですが、私が見えているものと作家のAさんが見えているものと、作家のBさんが見えているものはたぶん違うし、見たものを感じる能力はみんな違うと思うんですね。それを「あ、この人とはこんなに違うんだ」と思うことが割と面白いかなと思っています。

保木館長は今、“作品の発表の場”が変化していると話します。
保木館長:インターネットの発達によって、例えば日本の作家さんも日本だけではなくて、海外でも作品が認められることもありますし、本物を見ることがやはり一番良いんだけれども、その前のとっかかりになるためには、インターネットとかを上手く利用している作家さんも沢山いらっしゃいます。お客さまがついてくだされば、それなりに人気者にもなりますし展示するチャンスも与えられる。