作品は「ヤフオク」で販売 最高値770万円も

岡さんのTwitterには、こんな書き込みが。

「ヤフオクにて出品致しましたので、ご興味のある方はよろしくお願いいたします」

岡靖知さん:原価販売もしますが、ヤフーオークションという競売、そういったもので売ることが多いですね。

小川キャスター:ネットオークションで販売することにどういった魅力を感じていますか?

岡靖知さん:普通の絵を売る場合だと、量り売り販売というんですか、大きさによって単価が決まるんですよ。ヤフーオークションだと競売式なんで、大きさとは関係無しに良い作品だったらそれだけ値段が上がるというか。ある程度生活が安定したら、自分の好きなように絵も描けるというか、心の余裕もできますし、専業でも描いていけますし。経済的な面というのもかなり大きいですね。

小川キャスター:これまでで最も高く販売された作品というのは?

岡靖知さん:一番高値で落札されたのは770万という値段です。それだけのお金を払って購入していただける方がいるのは有難い、感謝の部分がかなり大きいですけどびっくりします。

「アーティストというより“職人”と言われたい」

ディレクター:40代のステップとしてこんな作品に取り組んでみたいというのはあるんですか?

岡靖知さん:まだちょっとわからないですね。40代を生きてから、ゆっくり考えたいなと。今は一応30代集大成ということで、作品と向き合っています。

岡靖知さん:最後の最後は人物の目とか口とか大事な部分を描くので。そこの部分と全体的に離れて見たときに、もっとこうした方が良いなっていうと調和の部分を少し整理しようかなとていうので。それを含めて大体、完成の9割ぐらいですね。

そして、30代最後の集大成となる作品が4月に完成しました。作品は「incarnation(化身)」。岡さんはこう語ります。

岡靖知さん:良いものを描けたらそれで自分で満足だし、アーティストというより“職人”と言われた方が嬉しいのかもしれないです。