“顔文字”に顕著に表れるコミュニケーションの違い

柴崎准教授は、コミュニケーションに文化差があると指摘します。

▼日本人 自己主張を控える「集団主義」
▼欧米人 感情をストレートに表現する「個人主義」

「集団主義」の日本人は、本心が表れやすい“目”に注目するため、目を隠すサングラスにはちょっと抵抗があるということです。

「個人主義」の欧米人は、感情を表現する、ものをストレートに言いますから、“口”に注目をしています。ですから、目を隠したところで、サングラスに抵抗はないということなんです。

“顔文字”にも違いがあります。

日本の顔文字は、「目」で感情を表現していますが…

例)(>_<)(^_^)(*_*)(;_;)

欧米は…

例):-) :-D :-( :-P

「口」で感情表現しています。

サングラスに抵抗がある日本人ですが、マスクには違和感はないですよね。日本人は花粉症やコロナの時、マスクをしても抵抗感はありませんでしたが、欧米人はやはり抵抗感があるとのことです。

井上キャスター:
慣れは文化というのは、興味深いところありますけど、よく考えてみると白バイの隊員って、サングラスをつけている方が多いですよね。それに違和感はないじゃないですか。高校野球も今まで高校球児らしくないからという理由でサングラスがNGでしたが、それよりも保護しようということで、最近ようやく認められてきた。何が本質か、見た目ではないのではと思います。

萩谷弁護士:
仕事にも有用だし、目も保護できるとなったらサングラスをして仕事しなくてはいけないような業種ってあると思います。色が濃いとかえって目の瞳孔が開いて紫外線が入ってきてしまうと聞いたので、少し薄めのサングラスをつけるということを周知していいのではと思います。

ホラン千秋キャスター:
バスなど、大勢の乗客がいる乗り物はおそらく理解を得やすいというか、他にもお客さんがいるので仮にサングラスに抵抗がある方でも、安心して乗ることができると思いますが、例えば、タクシーの運転手さんだと一対一の空間になった瞬間に、別に何も危険なことはないけれども、気持ち的にどうしても怖いかもしれないと思う方もいるよなとか想像しつつ、でもやっぱり目を守るっていう観点も大事ですからね。

萩谷弁護士:
怖くないサングラスを開発してもらいたいです。