路線バス運転手が「サングラス」を着用してバスを運行するという実証実験をスタートしました。その背景には日本人のサングラスへの抵抗感があります。海外との違いなどを取材しました。

岡山県のバス会社で運転手が「サングラス」着用の実証実験

小笠原亘キャスター:
皆さんに質問です。アナウンサーがスタジオでサングラスをしていたら、抵抗があるでしょうか。岡山県の路線バスの運転手が、サングラスを着用してバスを運行するという実証実験がスタートしました。

実証実験をしてるのは岡山県の会社「両備バス」。4月24日から、運転手のサングラス着用実証実験がスタートしています。サングラス導入の目的は、安全性の向上です。日よけスクリーンなどで西日が強いときなどは不十分だということです。

懸念は「サングラスの威圧感」。ですから、車椅子の乗客の対応や席を離れる際にはサングラスを外すということです。

両備バスでは、会社からサングラスが支給されているということですが、どんなサングラスをしているのでしょうか。

▼眼鏡の上からでもかけられるタイプ
▼取り付けるタイプ
▼跳ね上げるタイプ

信号を見るときなどの色覚には影響がなく、疲労を軽減するという目的のようです。

井上貴博キャスター:
運転手の一番の目的は見た目よりも安全だと考えると、このバス会社の取り組みを推したいなと思います。

萩谷麻衣子弁護士:
安全だけでなく、紫外線を目に浴び続けると、老眼や白内障がよりすすむし、なりやすいと聞きました。だからサングラスって重要なんだなと思いつつ、なかなか日本でサングラスは…。