2070年の日本の人口は今よりも3割減って、8700万人になるという推計を国の研究所がまとめました。一方、国内に住む外国人の数が増えていることなどから、人口が減少するスピードはやや緩やかになるとしています。
国立社会保障・人口問題研究所がきょう公表した「日本の将来推計人口」では、1人の女性が出産する子どもの数を示す合計特殊出生率は、2070年に「1.36」になると予測されています。
合計特殊出生率が「1.33」だった2020年と比べて、50年後もほとんど変わっておらず、人口を維持するために必要とされる「2以上」には届いていません。また、6年前に公表された推計では50年後の出生率は「1.44」とされていて、今回はそれよりも低くなると予測されました。
そのうえで、推計では2020年に1億2615万人だった人口は、▼2056年に1億人を下回り、▼2070年には8700万人に減少すると予測しています。また、2070年に65歳以上の高齢者が占める割合は、2020年の28.6%から38.7%になるとしています。
一方で、▼国内に住む外国人の数が増えていることや、▼平均寿命がさらに延びる見通しであることなどから、人口が減少するスピードはやや緩やかになるとしています。
人口が1億人を下回る時期は前回の推計では「2053年」とされていましたが、今回は「2056年」で、3年後ろ倒しになったかたちです。
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