2時間で見つかった「不備ある横断歩道」は10か所以上

こうした横断歩道は他にも。県立奈良高校近くの、奈良市朱雀にあるT字路。高校生の通学路になっていて交通違反の取り締まりも頻繁に行われている場所だといいますが…。
(三橋和史弁護士)
「右折車両に対して確認できる横断歩道の道路標識が設置されていませんね。これは完全に設置し忘れていると言っていいものだと思います。本来であればこちらにも道路標識を設置しないといけないんですけれども、それが行われていない」
大通り沿いに道路標識が設置されていないので、この横断歩道も法令違反となるのです。

さらに車を走らせ、奈良市学園朝日町の横断歩道では…。
(三橋和史弁護士)
「今から通る交差点の先に横断歩道が見えますが、横断歩道の標識はどこにも確認できません」
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そして、別の横断歩道でも…。
(三橋和史弁護士)
「ここもないんちゃいます。左折車両に対して道路標識が設けられていない。どんどん出てきますね」
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奈良市内を中心に2時間ほど探しただけで、法令に違反する横断歩道が10か所以上見つかりました。さらに問題なのが、こうした横断歩道で交通違反の取り締まりが行われるケースです。
(三橋和史弁護士)
「右左折する車両から見た場合に標識がありませんので、もし歩行者を妨害したとしても有効に違反として取り締まることができない。仮に過去に取り締まりをしていた場合であっても、行政上あるいは刑事処分の取り消しや必要な是正措置をはかっていかなければいけないと思います」














