■ヘルシンキきってのショッピング街「エスプラナーディ通り」

パリにあるシャンゼリゼを模したように、真ん中に公園があり、その北側と南側を平行して2本の「エスプラナーディ通り」が通っています。真ん中の公園は市民の憩いの場となっています。通りには高級ブランドのブティックやホテルが並んでいます。

公園を挟んで両側にエスプラナーディ通り

見えてきたのは「イッタラ・アラビア・ストア」。日本でも人気の高級なテーブルウェアのお店です。

洗練されたデザインのアラビアの食器

ショーウィンドウにはムーミンとスナフキンの姿も!アラビアはムーミンの柄の食器も作っているんです。

ムーミン柄の食器も扱う

フィンランド人のトーベ・ヤンソンさんが描いたムーミンはアニメになったこともあり、日本でも人気は根強く、番組が事前に行った「フィンランドといえば?」という5択のアンケートでも56%の票を集めてぶっちぎりのトップとなりました。

アンケートではムーミンがダントツ!

しかし、そのムーミンもコロナには勝てなかったのか・・・。実はこのお店の隣には以前「ムーミンカフェ」があったのですが、コロナの影響で閉店してしまったとのことでした。ヘルシンキでもコロナ禍で多くの店が閉店に追い込まれたのだそうです。

そしてムーミンは子ども向け、と思っている方も多いかもしれませんが、大人が読んでも“深い”ムーミン。“孤独とどう向き合うか”を描いていたり、ちょっと怖いような話もあるんだそうです。作者のヤンソンさんは「冬戦争」というソ連との戦争を体験した方なので、それが作品に反映されているのではないかと言われています。

そして、フィンランドは日本と戦争したことがあるということをご存じでしたか?それは「日露戦争」です。日露戦争当時、フィンランドは帝政ロシアの一部だったので、結果的に日本と戦うことになった、ということなんです。ただ、加藤さんによると、むしろ日本が日露戦争に勝ったことを喜ぶ人の方が多いのでは、ということです。特に高齢の方は日露戦争で日本が勝ったことにより帝政ロシアが弱体化し、フィンランドが独立を成し遂げた、ということを知っているということもあり、フィンランドの人は非常に親日的だということでした。

■記者もMCも知らなかった・・・日本でも人気の「marimekko」

フィンランドを代表する衣料品ブランド「マリメッコ」の本店が見えてきました。ところが、西村記者も駒田アナもマリメッコを知らないという・・・。うーん。なんか残念ですが。

マリメッコ、結構有名なんですが…

気を取り直して!
「マリメッコ」の名前の由来をご存じですか?
実はフィンランド語で「メッコ」というのはスカートのこと。なので、マリメッコ、はマリさんのスカート、という意味なんだそうです。

衣料品だけでなく、カーテンやバッグなども展開しているというマリメッコ。かつてアメリカのケネディ大統領の妻・ジャクリーン夫人がマリメッコのドレスを着た姿が雑誌で取り上げられたことで有名になった、とも言われているそうです。