行楽シーズンを迎え、車でドライブするケースも増えるかと思いますが、運転中におにぎりを食べたり、お茶を飲んだり、運転手のそんなシーンを見かけることがあるかもしれません。
実はこれ、法律違反になってしまう可能性があるというのです。
街の人に、自身の経験を聞いてみると…
街の人
「食べることはないけど、飲むことはあります」
「朝とか遅刻しそうな時に、車で食べちゃえってなって、よく食べちゃいます」
「ついついやってしまいがち」。
街の人が、口をそろえて答えたのは、運転しながらの飲食です。
取材したこの日も、鳥取県米子市内の道路では、運転中に飲み物を手にする人や、タバコを片手で吸いながら運転する人など、多くの「ながら運転」が確認できました。
街の人は
「移動時間が逆に休憩時間みたいな認識だから、日常的にあるんじゃないかと思います」
「カーブで飲むとかいうことはないけど、見通しの良い時に…これが良いか悪いかという判断は、ほとんどしていません」
実はこうした「ながら運転」。
警察は、道路交通法第70条に定められている安全運転義務に違反する可能性があると指摘します。
米子警察署 交通第一課 野間陽介 課長
「交通の状況、他の車両、ご自身の車両の状況にもよりますが、食べながら、または飲みながら運転する行為というのは、車のハンドルであったり、ブレーキ操作を的確に行えない可能性がありますので、道路交通法に抵触する可能性があります」

運転中に、目線や意識が食べ物などに集中してしまい、「安全に運転ができていない」と判断されれば、違反となる可能性があると言います。