旧市街地の3分の2を焼き尽くした鳥取大火の発生から、まもなく71年。
鳥取県鳥取市の県立公文書館で、企画展「小学校が記録した鳥取大火」が始まりました。

1952年4月17日に発生した鳥取大火。死者2人、被災者は2万4000人に上り、戦後では国内最大級の火災となりました。

会場には鳥取市の醇風小学校の当時の児童が、鳥取大火から1年後に書いた作文や
文集などが展示されています。

作文は小学校が保管していたものを、広く利活用してもらおうと、去年、県立公文書館に寄贈されたということです。

鳥取県立公文書館 池本美緒 専門員
「体験談、証言記録がまとまってあるというのは非常に貴重なことと思う。大火の歴史を感じ取ってもらって、防火啓発につなげていってもらえればと思う」

このほかにも、当時の醇風小学校の教諭が、鳥取大火についてまとめた貴重な資料の原本なども展示されています。

この企画展は4月24日までです。