教材作りは終了…でも学校に戻れず『無駄な時間を過ごしている』
実は好田さんはすでに市教委から作成を命じられた教材を作り終えています。しかし、中学校には戻してもらえず、手持ち無沙汰な日々を過ごしているのです。
この日も勤務が終わる午後5時15分までただ時間が過ぎるのを待ちます。
(好田得二さん)
「学校の授業というのは、相手があってやり取りをしながら進んでいくものなんですけれども、そういうことが一切ないままに毎日が過ぎている。ただそれだけのことなんで。無駄な時間を過ごしているような気がします」
3か月にわたり、ただ本を読むだけの日々。もちろん誰とも何の会話もありません。好田さんがなぜこんな仕打ちを受けるようになったのか。そのきっかけは『美術室に付かないエアコン』でした。